古民家宿 菊の屋はなれ
こみんかやど きくのやはなれ
登録番号 | 認定地域建造物資産第86号へ移管 |
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所在地 | 中村区竹橋町32番4号 |
URL | http://yado-kikunoya.com/ |
年代 | 昭和初期 |
用途 | 旅館 |
「菊の屋」があるのは名古屋駅のすぐ近く。
駅西銀座の商店街から一筋中に入り、まるで昔の世界に入り込んだような静かな場所にある三軒長屋を改装した古民家宿です。
この建物は昭和の初め、国鉄名古屋駅の建設や駅前の開発で、駅の周りで仕事をする人たちがどんどんこの付近に移り住み、まちが賑やかになってきた頃に建てられました。
現在は宿を営む若女将を中心にDIYで建物の手入れを続け、長屋の持ち味を活かした設えで宿泊者をおもてなししています。
戦前の姿をとどめる木造住宅が多く残る地域で、名古屋市の火事などへの災害対策の余波でどんどん姿が消えていきますが、いつまでも守り続けて欲しいと思う建物です。