名古屋市内旧美濃路に残る希少な町屋で母屋はつし２階。 江戸末期の建築と伝わってます。 近年の水害により基礎はかさ上げされています。 戦前まで和ろうそくを製造販売していたため、「和ろうそく」看板をはじめ商い看板が残されており、往時をしのぶことができます。 玄関の大戸は現在も夜には下ろされていて、通り土間から見上げる火袋の真っ黒な柱・梁が長い時の流れを感じさせます。 また土間には水屋戸棚やガス燈、二階納屋との荷上げ用滑車も残されており、作業場跡、土蔵を含め町屋の構成をよく残しています。 また歴代当主は茶道をたしなみ、吉田家監修の茶室も確認できます。